校長室より

令和5年 3学期

2月9日(金)校地内を巡ると

中庭で枝を伸ばす紅梅のつぼみが、随分と膨らんできました。6・7・8組制作の掲示物も、2月らしい可愛い絵柄へと貼りかえられています。雪解けのぬかるみがようやく乾いたグラウンドでは、3年生がハンドボールの基礎練習で気持ちよさそうに体を動かしているところです。
まだ「気配」程度ですが、季節が着実に春へと向かっていることを感じます。

  

2月8日(木)大切な学びの場

授業や全校集会などで集まる時とは、明らかに雰囲気が異なっています。体育館に腰を下ろして開始を待つ2年生の表情は、どことなく楽しそうです。さらに、周りの生徒とキョロキョロ目を合わせてニコニコ(ニヤニヤ?)している生徒も、そこかしこに見られます。
今年度3回目の「性の講演会」、今回は2学年で実施です。講師の助産師、櫻井裕子さんはさすが数多の講演会を実施されているだけあって、子供たちの「期待」に程よく応えつつも、巧みな展開によっていつの間にか本題に迫っていく流れです。
子供たちにとっては毎年度一度ずつの講演会ですが、深い学びのための大切な機会です。

  

2月7日(水)宝物と宝石

自分が収集した蝶々の標本を「宝物」と表現する一方、エーミールの蝶に対しては「宝石」と表していることの差異について、深く掘り下げる国語の授業です。
100年近く前に書かれたヘルマン・ヘッセの「少年の日の思い出」を題材に、心の機微を表すための語彙や比喩の使い方などについて、学んでいるところです。
一朝一夕に身に付くものではありませんが、SNSなどの軽いやり取りだけでなく、時に味わいや深みのある文章も書ける人になって欲しいと願っています。

  

2月6日(火)除「シャーベット」

予報のとおり、久し振りの積雪です。夜が明けてみると道路はぐちゃぐちゃ、そこを歩くと靴の中もびしょびしょになるような、水分をたっぷり含んだシャーベット状の雪が広がっていました。
このあと登校してくる四中生たちができるだけ安全に、そして快適に歩いてこられるよう、到着した順に職員総出の雪かき作業です。朝から汗だくになるほどの肉体労働で、すっかり腕も腰も痛くなりましたが、不思議と爽快な気分になるものです。

  

2月5日(月)創作会議中

1週間前に見た2年生のダンス発表会と同じように、1年生でもダンスの授業が行われています。まず自分たちのグループの曲を決めて、それに合う動きをこれから考えていく段階なのだそうです。持ち時間1分から2分間に収まる作品を創るために、YouTubeなども参考にしながらワイワイ話し合っている様子は、どのグループもちょっと楽しそうに見えました。

  

2月2日(金)カレンダー

6・7・8組の生徒たちが、自分用にカレンダーを制作しました。そしてその一部が、廊下に展示されています。
デザインカッターの刃先が当たる部分にじっと目を凝らし、細かいデザインを切り抜いている作業の様子を、教室を訪れた際に時々見てきました。これらの素敵な作品があの集中作業の成果かと思うと、感慨深いものがあります。
ちなみに、今日2月2日は「おんぶの日」「麩の日」「情報セキュリティの日」など、いろいろな日として制定されており、なぜか「おじいさんの日」でもあるそうです。

  

2月1日(木)未然に防ぐために

2年生のある教室では「中学生の(巻き込まれる)犯罪被害にはどんなものがあるか?」との問いかけに対して、「誘拐」「盗撮」などと、各自が思いついた犯罪名を書き込んでいます。その隣の教室では、「自然災害に備えて、自宅に何を準備しておくとよいか?」について考えているところです。何の授業でしょうか?
これらはいずれも、保健の授業です。交通事故などが発生する要因や、さまざまな自然災害の種類などを知った上で、「傷害の防止」について学ぶことになっています。日常の生活に直結する、大事な学習内容です。

  

1月31日(水)理由はそれぞれ

名作「手袋を買いに」(作 新美南吉)の中で、帽子屋さんが子ぎつねに売ってくれた手袋は「ミトンだったはず」というのは、単なる私の思い込みでしょうか!?
放射冷却による冷え込みの厳しい朝です。四中生たちがどんな防寒対策で登校してくるのか、改めて取材してみました。
毛糸のいかにも暖かそうな5本指手袋や、子ぎつねが手にはめたのと同じ(あくまで私のイメージです)ふかふかのミトンなど、手袋やマフラーを身に付けている生徒はいるのですが、全体からすると案外少ないことが分かりました。おおよそ10人に1人ぐらいの割合です。
薄着の生徒たち曰く、「いや、寒くないです」「別に大丈夫です」「歩いてくるうちにポカポカしてくるので」「手袋がどこかへ行ってしまって…」とのことでした。

  

1月30日(火)陽気に誘われ

風もなく、穏やかな陽気です。昼休みに外の様子を見に行ってみました。
グラウンドでは、いくつかのグループがバドミントンのラケットを元気よく振っています。ラリーが続いても空振りしても、どちらにせよ笑いが込み上げる気持ちはよく分かります。中庭でもやはりいくつかのグループが、バレーボールなどのボールを追って所狭しとよく動き回っています。
13時35分、体育委員が呼び掛けると、スーッと潮が引くように一斉に遊びをやめ、用具を返却した順に小走りで教室へと戻っていきました。さて、間もなく午後の授業が始まります。

  

1月29日(月)ダンス発表会

授業の中で、全7回にわたって進めてきた取組の集大成だそうです。任意でグループを組み、意見を出し合い、練習を積んで完成させた、創作ダンスの発表会が行われていました。
人前で披露するのは少し照れくさい気持ちがあるかも知れませんが、ホワイトボードに書かれた「発表会の約束 みんなで温かい雰囲気を作ろう」の文字のとおり、自分たち以外のグループが踊るのを温かく見守り、自然に拍手が起こるような良い雰囲気の中で会が進んでいきました。