校長室より

令和5年 3学期

3月26日(火)令和5年度 修了式

1年間の締めくくりとなる日を迎えました。こうして改めて見ると、1年前と比べて1年生が随分中学生らしく成長したことを感じます。もちろん2年生も、より大人っぽく成長しています。各学年を代表する2人が、この1年間を率直な言葉で振り返ってくれました。次の1年間では、さらなる内面的な成長にも期待しています。
明日から、束の間の春休みを迎えます。

  

3月25日(月)一足早く

4月8日に先んじて、新入生が「1日体験入学」として登校してきました。
緊張して、誰も声も発することなく開始の時間を待っている・・・かと思いきや、案外にぎやかでリラックスしているようです。先週末に小学校の卒業式を終え、ホッとしているためでもあるのでしょうか。
慣れない環境で、不安な気持ちを抱いている人もいるかと思いますが、今日過ごしたことでその不安が少しやわらいでくれたでしょうか。

  

3月24日(日)42回目の定期演奏会

ステージでの演奏を聴く機会はなかなかないので、オーケストラのように椅子を並べて座っている姿が少し新鮮でした。とはいえ、四中吹奏楽部といえば「マーチング」です。
限られた広さのステージ上を、精密かつ美しく動きながら聴かせてくれた、第1部の力強い演奏は圧巻でした。
しっとりと聴かせる曲あり、楽しい曲ありで心のこもった温かい演奏会に、私を含めて来場した方全員が心地よいひとときを過ごしたはずです。

  

3月22日(金)1学年は

屋外と屋内に分かれての実施は、昨日の2学年と同じです。少し違うのは、1学年の方は球技に限らない「体育大会」と銘打っている点です。確かに、大会の後半は「借り人競走」で盛り上がっていました。
「(髪の毛を)お団子で結んでいる人」のようなお題が数多く用意されており、ピンポイントで特定の人を目がけて駆け寄ったり、「〇〇の人いますか~」と呼び掛けたりしながら2人1組でコースをダッシュしている姿に、多くの1年生が笑顔を浮かべていました。

  

3月21日(木)2学年球技大会

ここ数日、風の強い日が続いています。せめて今日の午後だけは、との願いも虚しく、強風の度にグラウンドには土埃が舞っている状態です。
男女分かれてのミニサッカーは土埃にもめげず…と言いたいところですが、砂嵐のような風が向こうから近づいてくると、ボールそっちのけで両腕をクロスさせ、顔全体を覆い隠す生徒が続出しています。致し方ありません。
その点、体育館は別世界でした。当然のことながら風もなく、競技に集中できるからです。なかなかラリーが続かなくても、それはそれで楽しそうです。

  

3月19日(火)振り返る時間

1年生と2年生しかいないため、随分とスペースが広く感じられます。けさの生徒会集会は、後期委員会活動の振り返りでした。
「キャンペーンを実施してきましたが、休み時間の過ごし方などの課題があり…」「ロッカーの(整理整頓の)点検を行いました」「(図書室の)利用者を増やすことを目的に活動して…」委員長さんたちが話す真剣さが伝わるのでしょう。聞く側も顔を上げて、しっかり耳を傾けています。
こうした振り返りを生かしてもらい、組織的な活動が一層活性化することを期待しています。

  

3月18日(月)800年後の白熱教室

白熱しています。「あったー!」「来ましたっ!!」といった声があちこちから聞こえてきました。2年生の国語の授業は、百人一首の対戦中です。
「みかきもり~衛士の焚く火の夜は燃え~…昼は消えつつものをこそ思へー」「・・・」「・・・」「あ、あった。」ごく静かに、手元の札を優しく押さえる生徒もいますが、「もれ出づる月の影のさやけさ~」「・・・」「あーっ!」「ぎゃーっ!」ややオーバーな仕草で頭を抱えて見せたりする生徒の声がよく響いています。
歌を選んだといわれる藤原定家も、800年後にこんな盛り上がり方を見せるとは予想だにしなかったことでしょう。

  

3月15日(金)間もなく

春らしい暖かな空気に包まれた、穏やかな朝です。間もなく卒業生たちが登校し、門出の式が始まろうとしています。
「実感が湧きません」と寂しそうに語った3年生がいました。式の最中、この3年間の様々な出来事が頭をよぎり、少しずつ実感が湧いてくることでしょう。

  

そして、第47回卒業証書授与式を、つつがなく終えることができました。
卒業生の合唱「旅立ちの日に...」は心の琴線に触れる素晴らしい歌声で、「大地讃頌」は体育館が震えるほど圧巻の歌声で、どちらも感動的なものでした。
卒業生たちのこれからの活躍を楽しみにしています。卒業おめでとうございます!

  

3月14日(木)明日を控えて

3年生最後の学年集会の中で、過去に関わった先生たちからの動画メッセージが流れるや否や、どっと大きな歓声や懐かしむ声が上がっていました。
その3年生たちが下校したあとは、明日に向けての会場づくりです。事前の分担や仕事内容の把握が入念に行われていたようで、様々な作業が同時並行で流れるように進められています。式場は2年生が、その周囲は1年生が中心となり、丁寧に作業を進めてくれています。

  

3月13日(水)動きの確認

一挙手一投足まで厳格に、などということは求めません。とはいえ、動きやタイミングなどで案外まごついてしまいがちなのが、儀式的な行事というものです。それらを確認する意味で、卒業式の予行練習を行いました。
3年生はもちろんのこと、当日参列する2年生も、今日だけ参加した1年生も、ふさわし空気を作ってくれた予行でした。そして、あえて詳細は書きませんが、予行とはいえ卒業生たちの〇〇は、グッと胸に迫るものがありました。よい卒業式になりそうです。

  

3月12日(火)芸術通り

今年もまた、「ミニマル・アート/ポップ・アート2024展」と銘打って、3年生の作品が美術室前の廊下に展示されています。この発想の柔軟さと、デザインの大胆さ、色使いの自由さに、毎年感嘆させられています。「2枚1組」の組み合わせ方によって、作品の世界観がより伸びやかに広がるように感じられて、じっと眺めているだけで楽しい気持ちになってきます。

 

3月11日(月)ハンドクラフト工房

どの机を見ても、ミシンで縫い進める手つきが慣れている様子です。小学校の学習で身に付けているためか、あるいは家庭でも時々縫い物をやっているためなのかも知れません。
ある生徒は持参したズボンを広げているところですが、随分と切り刻まれてズボンとしてはもう履けない状態です。「これを(いま作っている)バッグの取っ手にするんです」とのことです。アップサイクルの考え方も取り入れながら、バッグや巾着袋、ブックカバーなどの実用品を製作しているところでした。

  

3月8日(金)春のコンサート

今回もまた、気持ちがほっこりするひと時でした。ギター部のスプリングコンサートです。無事に披露できるかどうか、ギター部の皆さん自身も悩んだ末の開催だったそうです。全11曲を仕上げるのは、きっと相当大変だったのだろうと想像されました。
丁寧につま弾かれる音色はどこまでも優しく、聴き入る約60人のお客さんの眼差しも、温かさに満ちたものでした。

  

3月7日(木)くっついた?

衣類の不快なまとわりつきの原因だけでなく、スマホや券売機などに使われているタッチパネルのしくみにも、静電気が関係しています。
近づける物質の種類によって、引き合ったり退け合ったりする現象の関係性を調べる実験を行っていました。「くっついた?」「ん-、くっついた!」2人1組で取り組む作業は、終始和やかで楽しそうに進んでいきました。

  

3月6日(水)アニメーション鑑賞

「スクラッチ」というソフトで作った作品の発表会が行われています。
「ロバに人参を与えたら、(ロバなのに)『うまっ』と言って食べた」「海中にいる人魚が、泳いできた魚にエサを与えた」など短いアニメーションですが、制作には3時間を費やしたそうです。単に画像を動かすだけでなく、IF構文を使ったり、乱数を設定したりすることによって、一律ではない動きになるよう設定されているところがポイントです。
どれも愛嬌のある作品なのでクスクスと笑いが起きていますが、真面目なプログラミング学習、技術の授業の一環でした。

  

3月5日(火)変身図形

傍から見ても、ほぼ全員が食い入るように見つめていることが分かりました。黒板には、ややいびつな四角形がペタリと貼りつけられています。そしてよく見ると、その四角形は「田」の字のように4分割されています。その1枚ずつをクルクルと回転させて組み直すと、きれいな平行四辺形が現れるのです。この二次元版トランスフォーマー的な変形を、「はとめ返し」というそうです。なぜそうなるのか?は2年生の知識と思考力で説明できるそうで、あの食い入りようからも「数学って面白い!」と感じた生徒が多かったはずです。

  

3月4日(月)ナントカづくり

2月の中旬あたりから、学校農園の表面がうっすらと紫色になってきました。ホトケノザが花を咲かせ始めたためです。近隣には、一面が紫に染まった畑も見られます。
それらの植物も漉き込んで、新たな植え付けの準備を進めています。何の作業中か6・7・8組の生徒に聞いてみたところ、「ナントカを作ってるところです!」と返ってきました。「ナントカ」とは「畝(うね)」のことのようです。

  

その脇を3年生が一斉に下校していきます。3月に入り、3年生はもう給食がないため、午前中での下校となります。

 

3月1日(金)役を演じる

誰がどの役をやるかを、話し合って決めているようです。しかし、三送会は昨日で終わりました。そうではなく、英語の授業中の一場面でした。
1年生が、「英語による紙芝居」に取り組んでいます。ただ一方的に話すのではなく、「聴き手の存在や、その反応を意識しながら伝える」トレーニングのために、紙芝居を活用するそうです。
物語のタイトルは「ばばばあちゃん」でした。それを聞いた時点で既に楽しそうです。

  

2月29日(木)三年生を送る会

至る所に施された華やかな装飾によって、体育館は非日常の楽しい空間となっています。
「3年生との対決」(バスケ部や陸上部)「歌の披露」「寸劇」「合唱」「演奏」など、盛りだくさんの内容で、あっという間の2時間でした。

  

装飾も出し物の企画も、限られた条件の中で工夫されており、手作りの温かさも感じられます。

  

1・2年生の気持ちは、3年生の皆さんへと十分に届いたのではないでしょうか。ほのぼのとした、楽しいひとときになりました。

 

2月28日(水)緊張感に包まれながら

「エーデルワイス」や「ふるさと」など、おなじみの曲が聴こえてきました。リコーダーのテストが行われている、1年生のあるクラスです。
滑らかに旋律を奏でるペアもいれば、たどたどしく、途中でつっかえてしまうペアもいます。音楽室の中は何ともいえない緊張感に包まれており、吹く息が強すぎて「ピーッ」と甲高い音が出てしまう「リコーダーあるある」の場面でも、シーンとしたまま淡々とテストが進んでいきます。自分の番が終わった後の安堵の表情…気持ちはよく分かります。